個人再生で車はどうなる?

個人再生のメリットは住宅ローンの債務整理をしないことで、マイホームを手放さなくても良い点にあります。しかし、もう1つ気になるのは車です。もし、車のローンが完済していて、自分のものであれば、問題はありません。ただし資産価値の高い車の場合、査定額相当の申告をすることは必要です。

ローン返済中の時には、ローン会社が所有権を持ち、その債務整理もしてしまう場合、車を手放す結果になる可能性が高いのです。ローン残をすべて支払って車も手元に置くか、あとはローン会社が売却して、ローン残に充当することもあります。

ただし、車がなければ仕事もできないし、生活もままならないケースもあります。ローン会社にもよりますが、交渉しだいでは、そのまま所持することもできたり、個人再生の対象になることもできます。

消費者金融からの借金とは違い、車の場合は個人では判別できないことが多いです。個人再生では、最終的に裁判所が提出する返済計画に則って、借金の5分の一程度を3年間で返済することになります。そこに、車の存在が大きく響いてきます。

様々なケースが考えられますが、是非弁護士などに相談をして、車の所有ができるか確認をしてください。仕事や生活に結びつくなどの機微な事情によっては、所有ができることもあるようです。