教育からみの借金問題 社会問題に発展か?

国会では、進学のための奨学金の無償貸与が議論されていました。これは、現在お子さんがいる家庭では、他人事ではない話です。子供が大学進学を考えている場合、教育ローンなどを利用される方も少なくないです。もちろん奨学金も使った上での話になると、莫大な借金を抱えることになるのです。

消費者金融やカードローンと比較をして金利は3%台、返済期間も10年間程度のものがほとんどですが、私立大学4年間となると、500万円近い原資に利息です。その上、地方出身者が都会などで1人暮らしをした場合の仕送りなども考えると、1000万円近い費用をかけなければ大学には行けない状態です。

そこで、教育ローンなどを使用せずに大学を考えられること、お金の心配もせず勉学の励むことができる環境つくりということですが、なかなか難しい問題と言えるでしょう。

大義名分としては、教育のためのローンと言えば聞こえも良いですが、単なる借金です。奨学金にしても同じです。無利息になる場合もありますが、それは成績優秀者であり、数%の利息と言っても、返済は大変です。子供が大人になったら返済といいますが、就職ができたらの話ですし、40近くまで返済をしている方も少なくありません。

ようやっと大学を卒業して、少ない給料から奨学金の返済をしていると、生活そのものができない、つい消費者金融のお世話になる方も多くなっています。ギャンブルなどの遊興費ではなく、家賃だったり、食費のための消費者金融です。

しかし、そうであったとしても、この時点では多重債務者ということになります。教育ローンといえば親が借りるものですが、やはり同じで収入が減っているのに教育ローンの返済が続き、カードローンなどを借りる方も少なくありません。

お金がないのなら、子供を大学などに行かせなければ良い。多分このような発言は聞こえてくるのですが、それは親でなければわからない心境です。理屈ではわかっているけれど、奨学金や教育ローンからみの多重債務は、大きな問題になっているのが現状です。また、これが原因で、他社借入ができない、債務整理をする方も急増しています。