信用情報機関って何?

信用情報機関は借金と大いに関係するものですが、これはクレジットやローン契約をした時に使用される情報網です。わかりやすい言い方をすると審査情報ともいえますが、◯◯さんがいつどのくらいのお金を借りて、いつ返済したという情報が入っています。

ローン会社やカードローン、住宅ローンなどの情報が一同に集まったものですが、会社としてはここに登録をしなければならない事になっています。会社が登録というよりは、ローン契約をしたと同時に登録の形を取ることになっています(細かな文字で同意書を必ず目にしているはずです)。この信用情報機関は、会社にとっても健全なローン契約を結んでいる証明になるのです。

ところで、借金を返せないとブラックリストだといいます。滞納者になると、正式にはこの信用情報機関の◯◯さんの欄でローンなどをきちんと返済できませんでしたという情報になってしまうだけです。別に黒くなってしまうのではなく、支払えなかったですよと記録されるだけです。その表現をブラックというのです。

この信用情報機関は各金融機関が共有していますから、◯◯さんが返済できなかったとわかると、もうローン契約ができないと判断されるのです。その中に、債務整理の欄もあります。

債務整理とは、当初のローン契約で返済できない事で、契約不履行、約束を守れなかったことを意味します。新しく同じだけの返済になることはありませんから、やはりローン契約は困難な人になるのです。

借金が返せないから債務整理をしたいけれど、ブラックリストにならない方法はないかと相談したとしても、返済できなかった時点で既に信用情報機関ではブラック扱いなのです。

ただ、この信用情報機関も一生のものではないと言われています。債務整理をした後、10年くらい経つとカードローンが作れたり、信用を取り戻すことができますが、中には『とても審査が厳しい』住宅ローンや自動車ローンの場合、難しいこともあります。随分前に債務整理をして、きれいに完済したのに、ローン契約ができなかった体験談も多くあります。

では、信用情報機関に問い合わせてみよう、相談してみようと思うところですが、そこでは絶対に回答は得られないのです。たとえ本人であっても、信用情報機関の内容を公開することは絶対にないのです。ですから、債務整理した後のローンなどについては、一か八かの勝負ともいえます。