リボ払いの種類と元金の関係
カードローンの返済の多くはリボ払いです。
10万円借入して、毎月◯万円ずつ返済していく返済方法、リボルビング方式をとっています。
返済額の内容
ここで、一般的に言われるリボ払いですが、その種類が多いのをご存知でしょうか?
なんと、これだけの種類があります。
しかし、よく確認をすると違いは「元金」と「元利」、「定額」と「定率」であることがわかります。あとは、残高スライドがついているかどうかです。
「元金」と「元利」
カードローンでは、最低返済額が1万円になっている場合が多いです。
この場合
ようするに、「元金」の方が早く元金が減っていくことになります。
「定額」と「定率」
定額は、金額が決まっています。残高がいくらであっても金額は一定です。例えば、返済額を1万円と決めたらずっと1万円のままです。
定率は、金額は決まっておらず、残高に対する割合(率)が決まっています。
定率の場合は、残高に対する割合が一定です。例えば、金利が10%だったら、残高30万円なら3万円、残高10万円なら1万円というように、残高に合わせて返済額が変わります。
残高スライド
残高スライドは、残高に対して返済額が段階的に変わっていく仕組みです。
定額の場合は金額が、定率の場合は割合がスライドします。
以上の内容を踏まえた上で、カードローンの返済が、どのパターンになっているかで、元金の減り方が大きく変わってきます。
ちなみに、大手消費者金融では元金定額リボルビング方式は、アコムとプロミスです。元利定率リボルビング方式はアイフルです。同じ利息だとしたら、元金定額リボルビング方式の方が総返済額は小さいことになります。
しかし、元利定率リボルビング方式では、残高が少なくなると、返済の額も小さくなるので、負担が彫りますが支払い額は大きくなっていることになります。
残高スライド元利定額リボルビング方式は、銀行系カードローンが多く採用していますが、毎月決まった返済額で返済額も徐々に減りますが、長期化しやすいカードローンということになります。
カードローンの返済はどのリボ払い?
カードローンの申込のときには、返済がいくらになるかは当然気になります。
しかし、たいてい10万円だから最低返済額が5,000円、余裕があるから1万円で決める事が多いです。10万円借りたときには、その利息がつくことで簡単に考えがちですが、返済方法によつて利息の付き方が変わります。
元金を早く減らす方法
例えば、10万円借りて、利息が10%なら、毎月11,000円で10回の返済が完了です。
イメージとしては、元金1万円と利息の1,000円の返済をしているからです。
現在このような返済方法のカードローンはないです。
たいてい1万円とか2万円というキリが良い金額のリボルビング方式の返済になっています。
その内訳は、元金と利息です。
10万円で10%の金利で、毎月1万円のリボルビング返済方式だとすると、毎月の元金が数千円、それに対しての利息です。この場合は、元金9,000円程度の金利1,000円程度での1万円です。
そして、その種類も定率や定額などの違いがあり、単にリボルビング払いで決まった金額と言っても、カードローンによっては1万円は同じでも、元金の減り方が微妙に変わってきます。
融資額10万円の場合でも
元金、元利の返済方法で注目してみてください。
返済で、元金と入っていれば、元金の減り方が大きいですが、元利とは利息が関係します。
プロミスやアコムが、大手消費者金融カードローンでは、早く返済ができるリボ払いになっているようです。
銀行カードローンでは、リボ払いでも元金が掘らない方式をとっているのですが、もともとの金利が低いです。そして、どの返済も返済回数が短いほど、元金の減りが大きいです。
その最たる方法が一括返済ですが。
追加融資の場合
このリボ払いでは追加で借入したときにも、同時にスライドしていく形になります。
ある程度返済をしたのなら、利用限度額が増えて、追加でキャッシングする場合もあります。
その時には、別のキャッシングとして新たな返済額が加わるのですが、このときの元金が減るリボ払いのほうが、負担は小さいです。
しかし、現実には、リボ払いの種類での返済額の差は大した内容ではないです。
この元金、元利のリボ払いなどで研究してほしいのは住宅ローンや教育ローンなどの多額の借入のときです。返済額で大きな差が出て、元金の減り方に差が出ます。
キャッシングで数万円程度で、あまりきにする方は少ないですが、リボ払いのことは知っておくと良いでしょう。毎月1万円返しているのにまだ完済できない方は、返済のリボ払いの内容を確認してみてください。
最短での元金の減らし方
カードローンの返済は、一定額のリボルビング方式を採用しています。
融資額に合わせて、最低返済額が決まっていて、必ずそれ以上の返済をしていくことになります。
約定返済とは?
大手消費者金融や銀行カードローンの返済では、返済日が決まっていたり、自分で選択できる場合があります。それが、銀行口座からの引き落としだったり、自分で返済をする事もあります。
ここで、自分で返済をしたときに、数十円、数円のお釣りがでたり、翌月の返済が少しだけ減額される経験をされた方はいませんか?引き落としでは、決まった金額になりますが。
毎月10日に返済しています
2万円の返済を店舗で行なっている場合、これが約定返済だとします。
10日では2万円の支払いですが、たまたまお金があったので、1日の支払いをしたとします。
その時に、直接店舗の支払いでは、数百円のお釣りがきます。
これは、1~10日までの返済利息分です。
ATMなどの支払いでは、翌月の支払いが変わる事もあります。
カードローンによって計算方法は違うのですが、このことは、約定返済については早く払う方が、利息の減りが早いということです。この場合は、元金の戻りではないです。
臨時返済と追加返済
意味は同じです。約定返済は決まった日ですが、臨時と追加ですから、約定返済以外にお金を入金なり返済をしていく方法です。
なんと、これはそのまま元金の返済になります。
案外と知られていないのですが、約定返済のときに2万円以上の支払いをした場合、2万はいつもの内容で、あとの2万は追加の返済になります。ようするに、決まっている返済日以外に入金、返済していくことで、どんどんと元金が減額されていくことになります。
金融業者としては、追加の返済のたびに、金利も返済内容も変わるのですが、原則的には歓迎です。追加で返済をしていく、それが元金にダイレクトに影響があるのでオススメです。
金利は高いカードローンで、それぞれに利息の付き方が違います。
しかし、すべてのリボルビング方式だとしても、追加の返済では全て元金をガンガンと減額していくことになります。追加返済が繰り上げ返済しか対応していないと思っている方も多いですが、そんなことはないです。
最低返済金額で毎月返済はしているけれど、たまたま追加で返す。
その金額が決まっている場合もありますし、確認をしてからの返済になります。
残金を確認の上、臨時返済の方法などは、事前に対応できるかも聞いてみると良いでしょう。
臨時返済のススメ
カードローンの元金と返済に関しては、とても分かりづらいことです。
単純な計算ではないので、借入のときの返済シミュレーションは確認をしてみてください。
毎月の最低返済額中でも、元金と利息がセットになっていることがわかります。
先月1万円返済したのに
ですから、1万円の返済をしたとき、すぐに利用限度額が1万円増えることがない場合があります。利用限度額の枠内では、返済をするとその分が増える計算になります。
残高スライド元利定額返済では、簡単に元金が戻らないです。
元金を減らしていく事によって、借入範囲も戻ることになります。
元利均等返済、元金均等返済などの返済方法は確認しておくと良いです。
しかし、カードローンでは、それほど大きな額の借入ではない場合は、10回程度の返済であれば、それほどの差はないです。早く返せば、元金も減ります。ボーナスがでたり臨時収入があれば、臨時返済や追加返済をしていくと、驚くほど元金が少なくなります。
約定返済以外の返済
約定返済とは、カードローン契約のときに決めた返済日のことです。
毎月◯日に返済をすることになります。金融業者によっては、35日サイクルもありますが、たいてい決まった日に返済をすることになります。
カードローンの利息は日割りであり、約定返済前の返済では、金利の戻りもあります。
しかし、それ以外の日の入金はすべて元金返済の取扱になります。
この方法が、元金を減らす最善です。
リボ払いの種類の違いは目ではなく、常に臨時返済をしていければ、元金を減らす、借金を減らすことができます。臨時返済には一切の金利は掛からないです。
すべて任意の返済であり、金融業者としては元金に組み入れることになります。
そうそう臨時収入はないのですが、本気で元金を減らすはこの方法です。
総支払額が大きく変わるということは
大手消費者金融カードローンでは、18%程度の金利です。
一部のカードローンでは無利息キャッシングもできます。
そこで、契約後に無利息キャッシングのときに臨時返済をしたり、その他でも追加での返済をしていくと、結果的に18%以下でのキャッシングをしたことになります。
元金が減らないではなくも積極的に減らすことができる内容なので、参考にしてみてください。
金融業者によっては、事前に連絡が必要だったり、カードでしか取扱をしていない場合があります。約定返済以外での返済をしたいと言えば、対応OKです。この方法は繰り上げ返済だけではなく、毎月日常的に行うことで、確実に元金を減らしていく事ができます。
元金減額はズバリ債務整理が必要なときも
カードローンの返済をしているけれど、なかなか元金が減らない。
それはどうして?
毎月きちんと支払いをしているのなら、減っています
その実感がないのは、残高が減っていないと感じられるからです。
最初から10万円だけとか、数万円であればわかります。
それが多重債務者になったり、追加融資をしていくうちに、いくらが元金で、いくらが利息なのかもわからなくなってしまう場合が多いでしょう。
そこで、元金の確認と利息がいくらなのかも知っておくことが必要です。
返済ができている
債務整理の有無ではなく、この元金確認だけでも弁護士などに相談ができます。
ようするに、自分がいくら借りているかを確認をして、利息をいくらずつ返済しなければならないかも見てみましょう。
リボ払いの落とし穴として毎月同じ金額ですが、元金が大きくなったり、新たな借入ではなかなか元金の正しい数字がわからなくなっています。返済ができるのなら良いのですが、実は返済ができないということになると、選択肢が変わります。
元金減額ができる債務整理
債務整理の基本は、債務者の権利を守るもので、返済が困難な方に対して、法的に返済額を減らす方法です。このときに返済額だけが減って、元金はそのままの任意整理があります。
任意整理は、元金はそのままで利息がすべてカットになります。
それでは元金減額にはならないですが、任意整理は元金だけの支払いします。
それを改めて分割ができるので、返済額が大きく減る感覚はあります。
弁護士や司法書士の多くは、任意整理を勧めることが多いです。
元金は減っていない
利息カットだけの任意整理でも、長期間のカードローンのキャッシングなら、長期間の返済であるのなら、返済は少なくなります。元金はそのままで、債権者にとっては利息だけが取れないだけで、他の債務整理と比較して返済額はそのままです。
債権者も妥協しやすく、弁護士の債務整理手続きも早期で完了します。
ですから、過払い金返還請求と同時に任意整理を勧められることがあります。
元金は減らないとの口コミやデメリットは言われることですが、返済は大きく差が出ます。
返済シミュレーションなどで確認をしてみて、返済可能であれば、任意整理はオススメです。
元金ゼロの自己破産
自己破産は、返済そのものがゼロになりますが、誰でもできる債務整理手続きではないです。
借金相談などで、必ず弁護士などに相談をして確認してみてください。
返済ができないではなく、できそうもないという時点での行動がオススメです。