多重債務の夫、我が家もそうというところは意外と多い?

借金問題は本人の問題です。ですから、夫や妻、親や子の家族も解決ができないことがあります。例えば、多重債務の夫に関しては、妻は助言しかできません。債務整理にしても、取り立てにしてもあくまでも本人の問題です。自宅で債権者の用件は全て本人に告げられ、たとえ夫婦であっても妻に用件を伝えること、対応そのものもはできないのです。

一見冷たい対応ですが、理にかなったものです。どんな理由にしても、成人である本人の責任で借金返済をするのですから、最後までの責任は本人だけが持つのは当然です。ただし、家族であれば返済の手助けはすることが多いですが、具体的な行動は本人が主導し、家族はあくまでもサポートに徹するだけです。

このような体験をされている方は、世の中には多いです。夫が作った多重債務でブラックリストになってしまい、奥さんのカードでお買い物をする。10年間の辛抱だねと、夫婦で返済をしている話しはブログなどでも紹介されています。

夫婦仲が良いのなら、夫の借金を妻で承知しているのなら良いのですが、それがギャンブルや浮気の果てに使ったお金なら夫婦でいる必要はありません。ですが、離婚をしても妻が生きていけない、夫は多重債務だけど収入はある、愛情はかけらもない夫婦もいます。それはそれで納得行く関係と言えるでしょう。

基本的に多重債務になってしまった夫に対しては、妻は何もできない。返済を手伝うくらいです。もちろん親でも子供も同じですが、借金を肩代わりというのなら妻が完済のためのお金を差し出すくらいです。少し大変そうな感じですが、家庭生活がうまく行くのなら、そのまま普通に暮らしていくしかないでしょう。

多重債務を広い意味で言うのなら、カーローンと住宅ローンを持っている夫も同じです。債務には違いないのですが、そのことではあまり多重債務とは言いません。なぜなら、金利の低い返済可能とされているローンの扱いだからです。

ここで言う多重債務とは、キャッシング関係のことですが、住宅ローンなどにしても、いつ返済できない事態になるかわかりませんので、借金という意味では同じです。

とにかく多重債務の夫、ブラックリストの夫だとしても、普段の生活には何ら支障がなく平穏に暮らしている方も多いのです。ブログなどでも悲惨な感じではなく、明るい生活ぶりが紹介されている方の方が多いかもしれません。